【大金を手に入れる話】
斎藤一人さんの心に響く言葉より…
大金を手に入れるために、必要な話をします。
まず、「お金がない」は禁句だよ。実はね、お金はいくらでもあるんだよ。今の世の中、「お金はない」と思っているようだけど、大金はあるんです。
私が何億稼いでいようと、いつも持ち歩いているワケにはいかないよね。基本的には、銀行に預けてある。そして預けたお金は銀行が貸し出しているんだよ。
つまり、お金はくるくる回っている。これが「お金が流れる川」なんです。この川の流れを自分の方へちょっと持っていく。これが必要なんです。
例えば、医療費は国が出しているだけで20兆円もある。このお金が毎年、ぐるぐる回っている川があるんだよ。この医療費で、全員病気が治っているわけではないよね。医療費が増え続けているというのは、病院へ通う人が増えているということです。
人のためになる仕事を考えて、この川の流れを、少し自分のところへもっていく。すると、喜ばれながらお金が入ってくるんです。これは医療費に限らない。建築でも、教育でも、食品でもどんな業種でも同じこと。川の流れを変えれば、膨大にお金は入ってくるの。
人間の脳は怠け者なんです。新しい考えを嫌うの。今まで通りにやっていけば、ラクなんです。
でも、大金を稼ごうと思ったら、「お金がある」と確信して、流れを変える方法を模索しなくっちゃいけない。新たなことに挑戦しなくっちゃいけないんです。
「今は、バブルのようにお金なんてないよ」と思うかもしれません。バブルのときは、回りがよかっただけ。その後も貿易収支は増え続けているんです。今は、川の流れが悪くなっている。それは、回りが足りないだけなんです。うまく回せば、川はもっと勢いよく流れます。
大金を持ちたいという野心があるなら、「この世にお金はたくさんある」と思うことです。
さらに、大金を手にしたら、注意しておくことがあります。お金を得るだけではなく、出すものは出さなきゃダメだよ。
つまりね、売り上げをごまかしたり、節税対策をしたりしてはいけない。出すのをイヤがれば、入ってくるものも入ってこなくなります。他力を味方につけられなくなるんです。
私が納税額日本一になったのも、税金をごまかさず、稼いだお金を世の中の役に立ててもらいたいと思っていたからです。税金を払わないような人は、一時的に金持ちになったとしても、それを維持することはできないんです。
また、上司になったり、社長になったり、上になればなるほど、下の人に気を配ることだよ。「自分が自分が」ではなく、人に花を持たせてあげるんです。自分ができることも部下にやらせて、「おまえスゴイな」って言ってあげる。そのくらいの器が必要です。
上司になったら、心のゆとりも大事。疲れているほど、まじめなことしか考えないだろ?元気になってくると、面白いこと考えるんだよ。この面白いことこそ、アイデアを生む源なんです。出すものは出して、常に面白く生きること。
これが、「大金を持って、維持する」ための秘訣だよ。
今、大金なんて持っていないから、大金を持ったときのことなんて考えてもムダだ、と思ってはダメだと一人さんは言う。
アファメーションという言葉がある。これは、肯定的な断言をする、という意味。
「〇〇したいな」ではなく、「〇〇になりました」と断言して、それを繰り返し唱え潜在意識に働きかけること。
多くの人は、願望が実現したその先のことを考えない。大金が手に入ったらどうするか、何に使うかということ。
たとえば、就活にしても婚活にしても、就職や結婚が最終の目的になってしまっている。しかし、よく考えてみれば分かるが、就職や結婚はたんなる通過点なのだ。その先に、どんなふうに仕事をするのか、どんな生活を築いていくのかという、もっと本質的で大事なことがある。
それは、お金も同じこと。稼いだお金を何につかうのか、どんなふうに役立たせるのか。
それがもし、天から見て正しくなかったら、それはうまくはいかない。