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2025年問題が到来!帰国者必見の新ルールと手続きの全貌

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はじめに

2025年を迎えるにあたり、日本政府が導入する新しいルールが続々と発表されています。特に海外に住む日本人、または日本に帰国予定の方々には、この変更が大きな影響を及ぼすことになります。特に健康保険証のマイナンバーカードとの統合、運転免許証の変更、パスポートの新制度など、2025年3月から5月にかけて施行されるこれらのルールは、今後の生活に直結する重要な情報です。本記事では、これらの新ルールについて、特に帰国者や海外在住者に影響を与える内容を中心に、具体的な変更点や手続き方法をわかりやすく解説します。


1. 健康保険証とマイナンバーカードの統合:2024年12月2日施行

2024年12月2日より、健康保険証はマイナンバーカードに統合されることが決まりました。この変更により、これからは健康保険証の発行が新たに行われず、マイナンバーカードを保険証として使用することが基本となります。この統合によって、医療機関での効率的な情報共有が可能となり、過去の診療データを簡単に参照することができるようになります。また、救急時における迅速な処置も期待されます。

特に海外に住んでいる日本人や帰国者にとって重要なのは、マイナンバーカードを持っていない場合の対応です。まだマイナンバーカードを持っていない方には、「資格確認書」という代替手段が提供されます。この資格確認書は、帰国後に健康保険証として利用できるため、帰国を予定している方は早めに手続きを行っておくことをおすすめします。

海外在住者の注意点

海外で日本の健康保険に加入している駐在員など、マイナンバーカードをまだ持っていない方々にとって、今後の対応方法について心配される方も多いでしょう。特に、海外での保険証とマイナンバーカードの紐付けについては企業の指示に従う必要があります。もし帰国後にマイナンバーカードが必要であれば、早めに申請を行い、保険証としての利用を開始する準備を整えておきましょう。


2. 運転免許証とマイナンバーカードの統合:2025年3月24日から

2025年3月24日から、運転免許証とマイナンバーカードが統合されることが決定しました。この統合により、マイナンバーカードが運転免許証としても使用できるようになります。新しい運転免許証は、ICチップを利用して情報を管理し、今後の更新がより簡便に行えるようになります。

海外で運転をする方の注意点

特に海外で運転をする方々にとって重要なのは、マイナンバーカードが完全に運転免許証の代替となるわけではない点です。国際免許証や現地免許証が必要な場合もあるため、マイナンバーカード単独で運転をするのは現実的ではないかもしれません。また、ICチップを読み取ることで運転免許証の内容が確認できるため、外国の機関がこの情報にアクセスできるかどうかも心配な点です。したがって、マイナンバーカードと従来の免許証の両方を持っておくことが推奨されます。


3. 新しいパスポート発行:2025年3月24日開始

新しいデザインのパスポートが2025年3月24日から発行されることになります。これにより、パスポートのデザインが一新されるだけでなく、発行にかかる時間も長くなることが予想されています。日本国内での発行には通常2週間程度かかる一方、海外での発行には1ヶ月程度の時間がかかる場合もあります。

早めの更新がカギ

特にパスポートの有効期限が迫っている方にとって、早めの更新が大切です。もしパスポートの有効期限が1年を切っている場合、なるべく早く更新手続きを行うことをお勧めします。特に6ヶ月未満になった場合、一部の国では入国禁止や搭乗拒否のリスクがあるため、注意が必要です。更新手続きが長引く可能性があるため、余裕をもって対応するようにしましょう。


4. クレジットカードのピンバイパス廃止:2025年3月末

2025年3月末から、日本国内でクレジットカードのピンバイパスが廃止され、暗証番号が必須となります。これにより、従来の手書きサインでの決済ができなくなり、全ての決済において暗証番号の入力が必要になります。

海外発行カード利用者の注意点

海外発行のクレジットカードを利用している方は、特に注意が必要です。米国などではまだ手書きサインが使用されている場合が多いため、暗証番号が設定されていないカードでの決済ができない場合があります。もし心配な場合は、デビットカードを持参することをお勧めします。デビットカードは必ず暗証番号が設定されているため、安心して利用できます。


5. 改正戸籍法:2025年5月26日施行

2025年5月26日から改正戸籍法が施行され、戸籍の国籍欄に地域名が記載できるようになります。これにより、台湾やパレスチナなどの地域名が記載可能になり、特に外国人との結婚などで国籍表記が変更される場合に影響があります。

海外在住者への影響

特に海外に住む日本人にとっては、戸籍の振りが表記に注意が必要です。振りがが誤って記載されていた場合、その訂正手続きが必要になるため、間違いがないかを確認することが重要です。オンラインで手続きを行うこともできますが、自治体の窓口で手続きを行う場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。


まとめ

2025年に向けて、健康保険証や運転免許証、パスポート、クレジットカードなど、さまざまな制度が改正されることが決まっています。特に海外在住者や帰国者にとっては、これらの変更に対応するために早めの準備が必要です。これからの新しいルールをしっかりと把握し、スムーズに生活を送るために、必要な手続きを計画的に行っていきましょう。

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