アンダルシアの山間部にある断崖絶壁に築かれた街ロンダ
グアダレビン川の浸食によってできたタホ渓谷に架かる橋ヌエボ橋の壮大な景観が人々の心ひきつけるスペインでも独特の自然と人との調和が美しい街
かつてヘミングウェイもここに滞在したとか。
そんなロンダの魅力をお伝えします。
今回我々が滞在した格安ホテル(民泊)Casa Rondenaのオーナーのお薦めのパーキングがある「パルセント皇妃広場」
そこにあるのがサンタ・マリア教会、イスラム教のモスクをもとに建てられたそうで、キリスト教とイスラム教との混ざった独特の雰囲気の教会です。
こちらは同じ広場に立つ市庁舎
「パルセント皇妃広場」からCalle Armiñán通りをヌエボ橋の方へ向かうと
Calle Armiñán通り沿いに小さな広場があります。
そこに立つのがロンダで唯一残されているイスラム教のモスクの塔「聖セバスティアンの塔(ミナレット)」
そのままCalle Armiñán通りを行くと、ロンダの代名詞の絶景
タホ渓谷に架かる橋ヌエボ橋の壮大な景観が見えてきます。
この断崖絶壁に立つのは、市議会だった建物をホテルに改装したスペインの国営ホテル パラドール・ロンダ
ロンダで最高の立地のホテルではないでしょうか、実は泊まるかだいぶ悩みました。
タホ渓谷
なかなかの高さです。写真奥に見えるのがビエホ橋
新しい橋といういう意味のヌエボ橋が築かれる前はビエホ橋が、白い家が立ち並ぶ新市街と旧市街を結ぶ橋でした。
写真では伝わりにくいですが、これがかなりの高さんですよ!
これは実際に行って見てもらうしかないです。
パラドール・ロンダの前に広がるスペイン広場
スペイン広場からパラドール・ロンダのわき、断崖絶壁に沿って走る小道に「Paseo de Kazunori Yamaichi」というのを見つけました。
Kazunori Yamaichi通りです。明らかに日本人の名前、いったい誰?日本人の知らないスペインに貢献した昔の偉人か?
調べてみると、山内 一典さんとはゲームソフト、グランツーリスモシリーズの発案者、プロデューサー。
グランツーリスモ6の発売イベントがここロンダで開催された際に、ロンダ市から送られたそうです。
私もグランツーリスモやったことありますが、始めてやった時はそのリアルさに驚いたのを覚えています。
とはいえちょっと表示抜け。。。
断崖絶壁のキワキワまで白い家が立ち並んでいます。
この白と土の色と緑のコントラストはアンダルシア地方でよく見かける風景ですね。
アラメダ・タホ公園の展望台に立つガゼボ、周りには何もない絶景が広がっています。
ロンダの見どころの一つスペインで最も古いと言われている闘牛場「レアル・マエストランサ」
とってもリアルで今にも向かってきそうな牛の銅像
ここにレストランやカフェ、バー、お土産やなどが並んでいます。
ここにあるViandasはマドリッドでも見かけて、「食べたいな~」と思っていたのですが、今回ロンダでも見かけるとは思わなかった。
通りかかった時はおなかいっぱいだったので、パス。
次回スペインに来たら絶対に食べる。
ソコロ広場、カフェやバーが立ち並び、市民の憩いの場所。
狭い路地に所狭しとテーブルが並べられている~
満席になったら人が通れなさそう。
次第に日が暮れてきました。
マリア・アウクシリアードラ広場から断崖絶壁沿いに降りる道があります。
ここからヌエボ橋の全景を見ることができます。
夕日に照らされて、美しい黄金色に輝いています。
日が暮れると、パラドール・ロンダがライトアップされて、周りに何もないので、漆黒の闇に美しく浮かびあがって幻想的です。
翌日ロンダを立ち去る前に、息子がもう一度ここに期待と言い出したので、来てみました。
朝は朝で朝日に照らされていいい感じ。
これは本当に迫力満点で、写真で見て、想像していた以上です。
これは実際に来て体験しないとわからないですね~
1751年に始まり約40年かかって築かれたヌエボ橋、よくこんなところに立てなと感心します。
結構橋の近くまで行く事ができますが、この道には柵も何もないので、気を付けて行ってください。何かあっても自己責任です。
まとめ
日本ではそれほどロンダは知られていませんが、断崖絶壁に立つこの景観は一見に値すると思います。
そして、この断崖絶壁とヌエボ橋の景観の大迫力は実際に来てみるしか感じる取ることはできません。
写真やビデオでは絶対に伝わらない何かがそこにあります。