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06 ドイツ生活 Life Lesson

1200年前の空海が見抜いた『心の10段階』があなたの人生を変える!

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「1200年前の空海が見抜いた『心の10段階』があなたの人生を変える!」


イントロダクション

皆さん、日々の生活の中で心の動きに戸惑うことはありませんか?
イライラしたり、落ち込んだり、時には周りの人との関係に悩んだり…。
そんな時、自分の心がどのような状態にあるのか、客観的に理解できたら素晴らしいと思いませんか?
今日は、私たちの心の状態を理解する手がかりとなる、空海の「従心」という考え方をご紹介します。
1200年以上前に生まれたこの教えが、現代を生きる私たちの心の成長にも驚くほど当てはまるのです。

空海の「従心」は、人間の心が成長していく過程を10の段階で表したものです。
この考え方を知ることで、自分の心の状態をより深く理解し、成長へのヒントを得ることができます。
では、その10の段階を詳しく見ていきましょう。


第1段階:衣手用心(いしゅようしん)

第1段階は「衣手用心」と呼ばれます。
これは最も原始的な心の状態で、動物のような本能的な欲求に従って生きている段階です。
空腹を感じれば食べ、危険を感じれば逃げ、快楽を求め、痛みを避ける…そんな単純な欲求に従って生きています。
この段階では、道徳的な判断や長期的な計画を立てることは困難です。
しかし、この段階にも意味があります。
私たちの生命力の根源、生きる力の原点がここにあるのです。


第2段階:武道自最新(ぶどうじさいしん)

第2段階は「武道自最新」です。
ここでは、社会のルールや道徳を学び始めます。
良いこと悪いことの区別がつき始め、範を守ることの大切さを理解し始める時期です。
例えば、嘘をつくことは悪いこと、約束を守ることは良いことだと学びます。
しかし、この段階ではまだなぜそれが良いのか悪いのかを深く理解しているわけではありません。
単に周囲の大人や社会から教えられたことを受け入れている状態です。
これは社会の一員として生きていくための基本的なルールを学ぶ重要な時期です。


第3段階:動無心(どうむしん)

第3段階は「動無心」です。
ここでは、自分の行動が周りに影響を与えることが分かり始めますが、まだ自分本意な考え方が強く残っている状態です。
例えば、友達におもちゃを貸すことで相手が喜ぶことは理解できますが、自分の欲求を満たすことがまだ最優先です。
この段階では他者の感情や立場を完全に理解することはまだ難しいのですが、ここで初めて自分と他者の区別を意識し始め、社会性の芽が見られます。


第4段階:由無心(ゆむしん)

第4段階は「由無心」です。
この段階では、自分の心や体が常に変化していることに気づきます。
変わらない自分という考えに疑問を持ち始める時期です。
例えば、昨日の自分と今日の自分が少し違うことに気づいたり、数年前の自分と現在の自分を比べて大きな変化を感じたりします。
この気づきは、自己に対する固定観念を緩め、成長の可能性を開くきっかけとなります。
自分というものが固定的ではなく、常に変化しうるものだという理解は、自己成長への大きな一歩となります。


第5段階:抜合因主審(ばつあいんしゅしん)

第5段階は「抜合因主審」です。
自分の行動には必ず結果が伴うことを理解します。
良い行いをすれば良い結果が、悪い行いをすれば悪い結果が返ってくると分かる段階です。
この理解は、より責任ある行動を取るようになる基礎となります。
例えば、勉強を頑張れば良い成績が取れる、人に親切にすれば自分も親切にされる、といったことを実感として理解するようになります。
この段階で人は、自分の行動の結果に対する責任を自覚し始め、より慎重に行動するようになります。


第6段階:多大常神(ただいじょうしん)

第6段階は「多大常神」です。
他人のために行動することの大切さを理解し始めます。
自分だけでなく、周りの人のことも考えられるようになります。
この段階では、利他的な行動が自分の幸せにもつながることを理解し始めます。
例えば、ボランティア活動に参加して人を助けることの喜びを感じたり、チームで協力して目標を達成する満足感を味わったりします。
ここで初めて真の意味での思いやりや共感が芽生え始めるのです。


第7段階:確信不小心(かくしんふしょうしん)

第7段階は「確信不小心」です。
全てのものが関係し合って存在していることを理解します。
自分と他人、自分と自然は別々のものではないと気づく時期です。
例えば、自分の行動が環境に影響を与え、その環境が再び自分に影響を与えるという循環を理解します。
この段階では、より広い視野で世界を見ることができるようになり、自分と他者、人間と自然の調和の重要性を感じ取ります。
ここでの気づきは、環境問題や社会問題に対する新たな視点を提供してくれます。


第8段階:一同無心(いちどうむしん)

第8段階は「一同無心」です。
全てのものの本質は同じだと理解します。
善悪や美秀といった区別は人間が作り出したものだと気づきます。
この段階では、物事を二元的に捉えるのではなく、全体的な視点で世界を見ることができるようになります。
例えば、対立する意見の中にも共通点を見い出したり、一見悪に見える行動の中にも善意を感じ取ったりすることができるようになります。
この理解は、より寛容で包括的な世界観につながります。


第9段階:ごく無事小心(ごくむじしょうしん)

第9段階は「ごく無事小心」です。
全てのものには固定した本質がないことを理解します。
全ては常に変化し、影響し合っていると気づく段階です。
この理解は、執着から解放される助けとなります。
例えば、苦しみや喜びも永遠に続くものではなく、やがて変化することを理解することで、現在の状況に過度にとらわれず、より柔軟に対応できるようになります。
この段階での気づきは、ストレス管理や感情コントロールに大きな影響を与えます。


第10段階:無上心(むじょうしん)

第10段階は「無上心」です。
自己と他者、過去と未来、全ての存在が一体であることを理解し、深い平安を得る段階です。
ここに至ることで、心の平安がもたらされます。
この段階では、他者の苦しみを自分のものとして受け止め、共感することができるようになります。
また、自己中心的な欲望から解放され、他者の幸福を自分の幸福として感じることができるようになるのです。


結論

いかがでしたか?
空海の「心の10段階」を通じて、私たちの心の成長を理解することができました。
この教えは、私たちが自分自身を見つめ直し、成長するための大きな手助けとなることでしょう。
心の成長は一朝一夕にはいきませんが、少しずつ意識して実践することで、着実に進歩していくことができます。
あなたも自分の心の状態を意識し、成長の過程を楽しんでみてください。

本日は当サイトにお越しいただきありがとうございました。
本日があなたにとって健康で良い1日になりますように!
 

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