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00-2 心温まるいい話

「緊張してきたら」「よっしゃ!」松岡修造

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「緊張してきたら」

松岡修造氏の心に響く言葉より…

緊張するのは、自分自身が本気になっている証拠です。

僕自身、テレビ番組や講演会など人前で話すときは、今でもかなり緊張しています。

手が氷のように冷たくなり、心臓の鼓動が聞こえるときもあります。

でも、緊張している状態は嫌いではありません。

極度に緊張するのは、「この思いをしっかり伝えたい」「この試合は絶対に勝ちたい」、そんな気持ちが強いからです。

なんとなく中途半端だったら、緊張しないはずです。

それだけ自分が本気になっている証ですから、「緊張してきた。どうしよう」と不安を覚えてはいけません。

逆に『緊張してきた。よっしゃあ!!』というぐらい、自分を応援したり、喜んじゃいましょう。

人前で緊張するのは、人間の自然な反応です。

特異な反応ではありません。

これっぽちも恥ずかしくないですよ。

自分の本気を真っ直ぐぶつけるぐらいの気持ちで目の前のことに取り組んでください。

そういうシーンを乗り越えると人は強くなります。

思わず逃げ出したくなるような緊張感がなくなったら、成長するモチベーションもなくなってしまいます。

有名なスポーツ選手でも俳優でも、大きな試合や舞台の前では緊張する。

だから、一般の人が、大勢の人の前でスピーチすることにでもなったら、緊張するのは当たり前だ。

緊張するときは、結婚式などでのスピーチ、発表会や演奏会、入社試験や面接、仕事のプレゼン、初対面の人や有名な人と会うときなどだ。

つまり、自分が、本気になったり、真剣になったりしたとき。

心臓がドキドキしたり、上手く話せなくなったり、頭の中が真っ白になったりする。

しかし、本人が思うほど、まわりは気にしていない。

「緊張してきた。よっしゃあ!!」

赤っ恥かいても、失敗してもいい、という気持ちで、その緊張感を楽しみたい。

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