すべての感情を抱きしめて——本当の力は「責任を引き受けること」から始まる
すべての感情を抱きしめて——本当の力は「責任を引き受けること」から始まる
もし、あなたの人生で起きているすべてのこと――嬉しさも、悲しみも、混乱も――それが「起きてしまったこと」ではなく、「あなたが創り出したもの」だとしたら、どう感じるでしょうか?
これは、自己責任を押しつけるような話ではありません。
これは、あなた自身の宇宙における創造者としての力を思い出すための気づきです。
世界が変わる一言
朝、目が覚めてこう言ってみてください。
「今この瞬間から、私の宇宙で起こるすべてのことに責任を持ちます。」
たったこれだけの宣言が、あなたの人生の方向を根本から変え始めます。
責任を引き受けるとは、「自分が悪い」ということではありません。
むしろ、「自分には変える力がある」と気づくこと。
そのときから、あなたはもう人生の被害者ではなくなります。
あなたは、自分自身の宇宙の創造主になります。
感情は敵ではない、教師である
責任を持つということは、感情を無視することではありません。
むしろ、感情を深く味わうことが本当の責任なのです。
悲しみを感じたとき、涙を流したとき。
怒りがこみあげたとき、不安で眠れなかったとき。
それらすべてが、あなたの魂からのメッセージです。
その感情を「悪いもの」として排除しないでください。
それは、あなたが「今ここ」に存在している証です。
意識的に「感じる」ということ
感情が押し寄せてきたら、ただ自動的に反応するのではなく、
一度立ち止まってみましょう。
そしてこう言ってみてください。
「この感情は、私の大切な一部。
私は今、意識的に感じることを選びます。」
涙が溢れてもいいんです。
胸が締めつけられても、そのままでいいんです。
その瞬間、あなたはもう「反応する存在」ではなく、
「創造する存在」に戻っています。
あなたは、最初から力を持っていた
感情は面倒なもの、扱いにくいもの――
そう思っていたかもしれません。
でも本当は、感情はあなたの進化を導く羅針盤です。
しっかりと感じて、味わって、そして気づいたとき、
そこには恐れや怒りの下に隠れていた「真の自分」が見えてくるはずです。
あなたは目覚め始めています。
過去に感謝し、未来へ歩む
すべてを味わい尽くしたあと、そっと自分に言ってあげてください。
「ありがとう。
あの体験があったからこそ、今の私がいる。」
過去の出来事にも、そこで出会った人々にも、
どんな感情にも、「ありがとう」を伝えてください。
それは赦しではなく、統合です。
そして、創造主としてのあなたが、また一歩前に進むための準備です。
最後に
あなたは、ただ「生き延びる」ためにこの世界に来たわけではありません。
あなたは、感じるために、表現するために、創造するためにここに来たのです。
責任を持つことは、苦しみを背負うことではありません。
それは、自分の人生を取り戻すことです。
だから、涙を流していい。
思いきり笑っていい。
静かな時間を大切にしていい。
あなたは壊れてなんかいない。
あなたは今、目覚めているのです。
そしてその目覚めこそが、
あなたの人生で最も美しい旅の始まりです。