2017年の大晦日パリ、この日は楽しみにしていたオペラ鑑賞の日、演目はGiacomo Pucciniの名作La Bohemeです。
パリでオペラを鑑賞するのはこれで2回目、あれはかれこれ数年前、その時と同じオペラバスティーユ。
パリ オペラ バスティーユ
オペラバスティーユはフランス革命の200周年を記念して、革命の勃発地であるパスティーユ広場に立てられたパリを代表するオペラハウス。最寄り駅はもちろんバスティーユ駅メトロの1、5、8が止まります。
1989年に完成したオペラ バスティーユはカルロス・オットー設計のガラス張りのモダニズム様式。地上7階地下6階建てで、座席数は2703、世界最大の9面舞台を持ち、上演中でも他の演目のリハーサルができるなどその当時の建築の粋を集めたものとなっている。
流石に年末の人気演目La Boheme、チケットはほとんど完売で、私が取れたのは上の方の階の端っこの席。前回来た時は結構奮発していい席を取ったので真ん中あたりだったのですが、なかなか複雑な作りをしているのがわかります。上の方の座席は舞台が見やすいようにとの工夫なのでしょうがかなり急な階段でちょっと怖いです。
私がとった席は写真の丸をしているところ、ここからだとステージの奥まで見えないのと、右側もほとんど見えません。それだけお値段も安くなっているのですけどね。
私の席からのステージの見え方はこのような感じです。
不思議なLa Boheme
オペラの舞台は1830年代のパリのなのですが、今回のパリのLa Bohemeはポスターに宇宙船のようなものが写っていたりと、どうも通常のLa Bohemeでは内容な雰囲気を漂わせていたのですが、鑑賞して見て、その通りでした。
舞台上は月や火星をイメージしたようなクレーターがある惑星のような感じで、もちろん出演者たちも宇宙服のようなものを着ていて、とても不思議な演出になっていました。
演奏自体はとても良かったと思います。指揮は話題のGustavo Dudamel。ベネズエラ出身の指揮者で現在LAフィルの芸術監督に就任しています。
大晦日のインターミッションはシャンパンが無料
さすがパリと言わざるおえないのが、大晦日のオペラのインターミッションはシャンパンとフィンガーフードを無料でいただくことができました。最初は私も食べ物等をいただくので必死で、写真をとり忘れてしまい、気付いた時にはあっという間に食べ物は無くなっていました。
このフィンガーフードもFAUCHON(フォション)が提供しており、とても美味しかった!シャンパンも銘柄を忘れてしまったのですが、有名メゾンのいいシャンパンが提供されていました。さすがパリです!これだけでもきた甲斐がありました。
パリオペラ鑑賞の服装
この日のオペラは、大晦日だからなのかこのオペラのファイナルだからなのかドレスコードが「Black tie」
Black tieの服装を調べるとタキシードが正装と出てくる。タキシードなんて持ってないし、オペラ行くためにタキシードを購入するつもりもなかったので、事前にパリ オペラ座に確認して、スーツにネクタイでよか確認。返答はそれでも良いということだったので、チケットを購入。
パリのバスティーユオペラの場合はドレスコードがBlack tieでもタキシードを着る必要はありませんが、結構みなさんおしゃれをして着ているので、あまりカジュアルすぎる服装だと浮くと思います。日本からの旅行であまり荷物を持って着たくないのであれば、ジャケットを着るぐらいでも十分です。スマートカジュアル的な服装で来ている人もいましたし、完璧に普段着に人もいましたが、入場を止められていることはなかったです。
私はジャケットに黒のチノパンにネクタイで行きましたが、全然大丈夫でした。
パリのメトロ 大晦日と元旦は無料
パリで年末年始を過ごすのはこれで2回目。
前回は知らなかったのですが、前回の経験から、パリのメトロは大晦日の17時から元旦のお昼12時まで無料で利用できるようになります。この時間帯にメトロを利用する人はチケットを買う必要がありません。我々は初めてパリで元旦を過ごした日にそれを知らずにチケットを買ってしまったのです。勿体無かった〜!
この時間帯はメトロ駅の入り口の障害者用の通路が解放されているのでそこから駅に入ることができるようになっています。