旅行の幅が広がるレンタカー、限られた時間を有効的に使うにはとても便利なツールです。
ですが、国が変われば運転手の行動や規則なども変わります。
ドイツに住み始めて2018年で丸四年、ドイツ生活にも慣れて、運転して旅行することも多くなってきたので、
ドイツでレンタカーを運転する際に気をつけておいたほうが良いことをまとめておきます。
ドイツでレンタカーを運転する際の注意点とコツ
私がこれまでに運転してきて、特に気をつけたほうが良いと思っている点と、ドイツで安全に運転するコツなんかを書きます。
アウトバーンはもちろん街中にもスピードカメラが!
ドイツに限らすヨーロッパの街には至るところにスピードカメラが設置してあります。
特に通常の速度から、速度制限がかわる場所なんかは危険です。きちんと速度を落としましょう。
ドイツの街中では、学校などがある地域は急に30キロ制限になります。こういうところには大抵スピードカメラが設置してあります。気をつけてください。
制限速度なしで有名なアウトバーンですが、全区間無制限ではありません。
制限がかかるところなどにはスピードカメラが設置してあることが多いです。
特に下り坂で制限速度がかかっている場所なんかは特に気をつけてください。
こういう場所はスピードカメラがなくても警察がネズミ捕りしていることをよく見かけます。
あとは工事現場やトンネルなどです。これらの場所も速度制限がかけられています。気をつけてください。スピードカメラがあるかも。
こちらは新し目のスピードカメラ。
私はこれまでアメリカで6年半、日本でも10年クルマを運転していましたが、スピード違反は一度だけです。
それなのに、ヨーロッパにきてから、たったの四年でもうわからないくらいスピード違反の切符をもらっています。全てスピードカメラです。
本当に気をつけてください、旅行から帰って来て、突然違反切符が送られてくるかも。
私の場合、フランスからのスピード違反の切符が旅行の後9ヶ月たって届いたことがありますので、一年くらいは安心できませんよ。
フランスからスピード違反のチケットが来た!!!!9ヶ月も前なのに。。。
これはかれこれ2014年の12月に奥さんのご両親がドイツに来ていたときに フランス旅行に出かけていたときのこと。 レンタカーでフランスの都市を色々と回っていたとき 高速道路や普通の道路のいたるところに ...
アウトバーン開始・終了のサイン
ドイツのアウトバーンはドイツ中張り巡らされていて、小さな都市にも行けてとても便利です。
この写真の看板がアウトバーン開始のサインです。
これはドイツだけでなくヨーロッパ中で使われていて、高速道路開始のサインになっています。
高速の出口や高速が終わる際に必ずあるのがこのサイン、アウトバーン開始のサインに赤色のななめ線が入っています。
アウトバーン終了のサインです。速度を落としましょう。
車間距離の目安サイン
ドイツでは車間距離が短すぎても処罰の対象になります。
私も先日、「車間距離が短すぎる」とカメラに撮られて通知が来ました。
日本にもありますが、ドイツにもありますので、車間距離の目安に使えます。
300メーターからあって
200メーター
100メーターと設置されています。
速度制限関連
スピードカメラのところにも書きましたが、
アウトバーンは全て速度無制限ではありません。
アウトバーンでこの表示があれば速度無制限です。
アウトバーンでも120キロ制限になったり
80キロ制限になったりする区間があります。
現在ドイツでは老朽化したアウトバーンを各地で補修工事しているので、至る所で工事をしています。
工事現場は大抵80キロ制限になっていて、車線の間隔が狭くなるので気をつけてください。
こういう場所にもスピードカメラ設置されていたり警察が張っている時があります。
こちらは制限のかかっていた区間終わりのサインです。
この写真の場合は80制限が終わって、速度無制限になるという意味になります。
緊急時の補助サイン
こちらはあまり使う機会がないことを祈りますが、
アウトバーンの脇に定期的に建てられているこの目印は、
その場所から最寄りのSOSの電話がどちらの方向にあるかを示しています。
棒の上部、白く塗ってある部分に矢印が書いてあって、矢印の尖っている方に最寄りのSOSの電話があるということです。
路駐の際のサインの意味
このサインは月曜から金曜の9:00-17:00と土曜日の8:00-14:00はパーキングチケットをかって車のダッシュボードに置いておく必要があります。
このサインがある道の場合はすぐ近くにこのようなマシーンがあるので、ここでパーキングチケットを購入できます。
1時間いくらとか記載されていますので、それに応じて、自分がとめたい時間分のチケットを購入する必要があります。
お金をいれて行くと何時までパーキン可能と表示されるので、自分がとめたいだけの時間になったら緑のボタンを押すとチケットが出てくるようになっています。
このチケットを車のダッシュボードに置いておきましょう。
こちらは別の表示です。
これは月曜から金曜の8:00-18:00と土曜の9:00-14:00は無料でとめれるけど、2時間が最大ですよという意味です。それ以外の時間帯は無制限で無料で止めることができます。
このたいぷの路駐ではあるものが必要です。
「2Std」と書いてある横にあるマークの道具です。
そして、このサインがある場所ではこれをダッシュボードの上に置いておく必要があります。
そうせずにクルマを離れると罰金を取られます。
使い方はいたって簡単
自分がパーキングしてクルマを離れる時間にあわせてダッシュボードの上に置いておくだけです。
特に大都市の中心部でよく見かけるのが「Nur Bewohner」などと書かれている部分です。
こういう地域はそこに住んでいる人専用に特別にスペースが取られているので
住民専用の許可書なしで路駐すると、罰金を取られますので、気をつけてください。
ドイツのアウトバーンを運転する際の注意点
左の車線は速いクルマ
特に無制限区間では、かなりのスピードで走っています。
左側の車線にいる場合は後ろから明らかに自分より早い車がきたら道を譲らなくてはなりません。
避けないとかなり近寄ってきて、煽られたりします。
遅いクルマを抜かすのは左側の車線から
4車線5車線あるアウトバーンも珍しくないですが、
例えば5車線真ん中の車線であなたより遅い車が走っていて、あなたが右から2車線目にいるとしましょう
その遅いクルマを抜かす場合、一旦その車よりも左側の車線に出て抜かすのが一応ドイツでのルールのようです。
このように追い越ししているクルマをよく見かけます。
車間距離がとても狭いです。かなり近くまで寄って来てブレーキを踏む特に高速で走っているクルマブレーキが遅い
アウトバーンの左車線を走っているクルマは大抵すごいスピード走っているのですが
彼らは、基本的に前にいる自分たちより遅いクルマ避けて行くと思っているので
ブレーキをギリギリまで踏みません。かなり危ないです。すごいスピードでよって来て、前の車のギリギリまでブレーキを踏みません。
そのせいでよく玉突き事故を見かけますけどね。
うちろからすごいスピードでやってくるクルマを発見したら
さっさと道を譲りましょう。身のためです。
車線変更が自分勝手
私は車線変更するさに、変更した先の車線で後ろの車にできるだけ影響が出ないタイミングで入るように心がけているのですが
こっちの人はそんなこと御構い無しでどんどん入っていきます。
例えば私が150キロぐらいで走っていて、右側の車線を走っている100キロぐらいの車が
突如入ってきたりして、おかまを掘りそうになることが何度もありました。
これだけ速度の差があればどんどん近づいてきているのがサイドミラーなどで確認できるはずなので
その状態で車線変更したら危ないと判断できそうなのですが、
こちらの人たちは平気でサッと入ってきます。
私はよくヒヤヒヤしているので、気をつけてくだい。
車線の中の真ん中を走れない
車線の真ん中を走らずというか走れずに、車線のギリギリを走っていたり、車線を超えて走ったり、車線ないをふらふらしているクルマをよく見かけます。
基本的に真ん中を走れない車が多いので気をつけましょう。
平日の高速はトラックに気をつけましょう
ドイツではトラックは高速でも100キロ以上で走れないようになっています。
ですから基本的には一番右側の車線を走らなければなりませんが、
坂道などで、重いトラックは100キロでも走れなくなるので、トラックがトラックを抜かそうと左側の車線を走る時があります。
その際、上にも書いたように車線変更のタイミングで自分勝手に入って来たりしますし、これ結構危ないです。
車線変更しようとウィンカーを出しているトラックは気を付けた方がいいです。
追い抜かす際も速度は100キロのままなので、そのようなトラックのせいで渋滞ができたりしています。
突然、前の車がゆっくり走りだしたり、詰まっている場合があるので
気をつけましょう。
まとめ
レンタカーは旅の可能性を広げてくれる素晴らしツールになりますが
一歩間違えると悲しい旅になってしまうこともありますので
くれぐれも気をつけて旅してください。
特にドイツのアウトバーンは速度無制限で走れるので、早く走りたい気持ちはわかりますが
速度は出しすぎないようにしたほうがいいと思います。調子に乗って速度を出しすぎると痛い目に合います。
ドイツに来てからよく事故を見かけるようになった気がしています。
クルマを運転していると大抵1日に一件くらいは見ます。本当に多いと思います。
そして、ものすごいスピードで走っているので、事故した時のダメージがすごいです。
ひどい時にはアウトバーンを締め切ってしまうことも多々あります。
昔、F1ドライバーの中島 悟さんがCMでこう言っていました
「スピードは怖い、それを知らないのはもっと怖い!」
楽しい旅を台無しにしないように安全運転で!
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