日本からヨーロッパ、直行便で約12時間と結構な長距離フライトになります。直行便で行ける都市は限られていますから、どうしても乗継便を利用しなくてはなりません。
航空券も乗継便の方が安いので、お財布にも優しい。
でも、「乗継が不安」そんな声を私の周りでもよく聞きます。
この記事でそんな不安を解消していきます。
これで乗継便も怖くない!
ボーディングパスは?
ボーディングパスは、一番最初の出発地の空港でチェックインするときに乗継便含めて、すべてのボーディングパスを出してくれます。
乗継が一回の場合は、ボーディングパスは2枚、二回の場合はボーディングパスが3枚と、乗る飛行機の分だけボーディングパスが必要です。
なくさないように、きちんと管理しておきましょう。
最近はオンラインチェックインで自分でボーディングパスを印刷したり、スマフォのアプリでボーディングパスをダウンロードできるようになっていますが、チケットの枚数は同じです。
乗る飛行機の数だけ、ボーディングパスがあるので、きちんと確認しておきましょう!
預け荷物は?
良く聞かれる質問が、預けた荷物がどうなるか
基本的に預けた荷物は、最終目的地まで輸送されます。(同じ予約番号の旅程の場合)
ですから、乗継空港で預け荷物をピックアップする必要はないです。
これは、乗継の回数にかかわらず、基本的には最終目的地まで運ばれますから、預け荷物のピックアップは最終目的地の空港になります。
不安な場合は、チェックイン時に空港の係員の方に聞いておきましょう。
乗り継地時間が長く、荷物を乗継空港で受け取りたい場合は、チェックイン時に申し出ておけば、そのように対応してれます。
乗継時間の目安は?
これも良く聞かれる質問ですが、どこの空港でも基本的には2時間あれば十分です。
ですが、空港によって、かなり誤差があるので、気をつけましょう。
たとえば、エミレーツ航空を利用して、ドバイ乗継の場合、ドバイ空港利用になりますが、ドバイ空港はめちゃくちゃ広いです。ゲートからゲートまでかなり時間がかかりますので、乗継には余裕を持っておいた方がいいです。
その逆に、フィンエア利用で乗継の場合、ヘルシンキ空港で乗継になりますが、ヘルシンキ空港はこじんまりしているので、ゲートからゲートまで結構近く、乗継にはそれほど時間はかかりません。
私の経験から言って、2時間あれば乗継するだけなら十分です。
特に初めての空港で買い物などをしたい場合は、まず、乗継便の搭乗口の場所まで一回行っておいて、距離感をつかんでおきましょう。これ大事です。
乗継空港で何する?
これは、どれくらい乗継の待ち時間があるかによりますが、
2~3時間の待ち時間なら、空港で時間をつぶすしかありません、そんな時に役立つのがラウンジ
ラウンジなら、食べ物や飲み物が無料でいただくこともでき、空港のオープンスペースの待合所より、落ち着いて時間を過ごすことができます。
ソファーや仮眠場所なども整っていて、シャワーも利用できるラウンジもあります。
ファーストクラスやビジネスクラス利用なら、マッサージやスパを利用できるラウンジもあります。
エコノミークラスでもラウンジが利用できるようになるクレジットカードを持っておくのもおすすめ!
5~6時間以上待ち時間があれば、空港を出て、町に出ていく事も可能です。
シンガポールのチャンギ空港などでは、乗継客用に無料市内ツアーなどをやっている空港もあるので、確認してみると良いです。
私がよくやっていたのは、KLM航空を利用した際に、スキポール空港での乗継時間が長いときは、よくアムステルダムに出かけて行っていました。スキポール空港からアムステルダム市内までは、電車で約30分くらいなので、5,6時間あれば観光して、戻ってこれます。
フランクフルト空港も空港から市内に出ることも可能です。フランクフルト空港ならマインツに行く事もできます。
街に出ていく際はくれぐれも、乗継便に乗り遅れないようにしましょう。
もっと長い待ち時間(8時間以上とか)の場合は、ホテルを取ることを考えてもいいかもしれません。空港で長時間待つより、身体的精神的に楽です。ラウンジに入れるなら仮眠室で寝るですね。
私も何度か、乗継の待ち時間が長くて、空港近くのホテルを取って過ごしたこともあります。
中東系のエアラインの場合、長い間時間の乗客の為に食事クーポン、送迎、宿泊、観光ツアーなどの無料・有料サービスを提供しています。
有名なのはエミレーツ航空のドバイコネクト、条件はありますが、無料の宿泊、食事クーポンなどが提供されます。
詳しくはこちらのブログをどうぞ。
やっぱり、乗継時間にラウンジに入れるのはとってもありがたいです。
乗継便に乗り遅れたら?
これには2通りの状況が考えられます。
1つ目は、天候や航空会社のせい(あなたがコントロールできない理由)で、乗継空港に到着が遅れたなどで、もともと予定していた乗継便に乗れなくなってしまった場合、この場合は自動的に別の便に振り替えられるはずなので、乗継空港に着いたら、最寄りの利用航空会社のサービスカウンターに行って、新しいチケットを受け取りましょう。
2つ目は、あなたのせいで乗継便に乗れなかった場合です。買い物していたり、町に出ていて時間までに戻ってこれなかったなど、この場合は航空会社の規定によって、まちまちなので、一概には言えませんが、料金を払って、別の便に乗せてもらうことになるかもしれません。あなたの交渉力によっては、無料で振り替えられるかも。。。乗り遅れないように気をつけましょう。こちらが参考になります。
入国審査は?
入国審査のタイミングですが、ヨーロッパの場合(シェンゲン加盟国)は、一番最初に入国したシェンゲン加盟国で入国審査を受けることになります。
シェンゲン加盟国内で乗り継ぎの場合
たとえば、ルフトハンザ航空利用で、スペインのバルセロナへ行く旅程の場合、ドイツのフランクフルトかミュンヘンで乗継になると思いますが、ドイツが最初のシェンゲン加盟国になるので、ドイツで入国審査をして、バルセロナでは入国審査はありません。
フィンエアなどを利用して、ドイツに行く際も同じように、ヘルシンキで入国審査をして、ドイツの最終目的地では入国審査はありません。
シェンゲン加盟国以外で乗り継ぎの場合
たとえば、韓国のソウルやアラブ首長国連邦のドバイなど、シェンゲン加盟国以外で、乗継の場合、その乗継空港での入国審査はありません。
乗り継いだ後についた最初のシェンゲン加盟国で入国審査を行います。
たとえば、アシアナ航空でソウル乗り換えで、パリに行く場合、
ソウルのインチョン空港では入国審査は行われず、乗継して、パリに到着してから、パリのシャルルドゴール空港で入国審査を受けることになります。
まとめ
これで、乗継便も怖くなくなりました。
直行便だけを利用していると、旅の範囲が狭くなってしまいます。
乗継便を利用して、お得に、そして、自由に旅をしましょう!