2018年の夏休み旅行の第一弾はマッジョーレ湖。
二日目のディナーに選んだのはマッジョーレ湖畔の街BavenoにあるレストランRistoro L’Angolo delle Fate。
このレストランではイタリア料理と言えばというピザやパスタなどはありません。サーブされるのはハムやサラミなどの燻製お肉とチーズのみ。
マッジョーレ湖があるオッソラ渓谷を中心にイタリア中の質の高いハムやチーズに合わせたワインと共に提供されます。
Ristoro L’Angolo delle Fateについて
場所
場所はマッジョーレ湖の観光の起点になるStresaの隣町Bavenoにあります。Stresaからは電車で次の駅です。バスでも来れると思います。
レストランは湖畔に沿って走っている道からすぐのところにあります。Bavenoの船乗り場のすぐ近く。
情報
– Ristoro L’Angolo delle Fateの公式ホームページ
– Ristoro L’Angolo delle Fateの口コミ
営業時間:
火~日 19:00-21:00
パスタやピザが食べたい方はこのレストランに行ってはいけません。
ピザやパスタだけでないイタリア料理の神髄に触れることができますよ、是非試してみてください。
Ristoro L’Angolo delle Fate訪問記
お店の外観
お店はBavenoの船乗り場から国道33を挟んですぐのところにあります。
黄色い建物が印象的なレストラン。
黄色い壁に緑の看板が目立ちます。
お店の内装
お店の中はまさにお店の名前のようにおとぎ話の世界に来たよう。
天使の置物など、かわいらしい感じに飾り付けられています。
チーズが置いてあります。
とてもきれいにしてあって、グラスなどはピッカピカ!
どのようなお料理が提供されるのかわくわくドキドキです。
ワインも豊富に取り揃えてありそうです。
テーブルセッティングもパきっとして、気持ちいいです。グラスがピカピカ!
メニュー。
色々なハム、プロシュート、サラミなどと共にチーズの種類を選べるのですが、わからないので、お店の方にお勧めをお願いすることにしました。
選んでくれたのは色々なハムやチーズなどをいただけるコース。
子供にはミートボールをお願いしました。
未知との遭遇が始まります!
まずはバローロワイン。ピエモンテに来ていますからねこれを飲まないわけにはいきません。
Barolo Livia Fontanaの2013年
6代続く名門Cascina Fontanaの後継者で有機農法を実践されているつくり手だそう。
デカンタに入れてくれました。香りが際立ってあたり一面ワインのいい香りが広がります。
食前酒。
これが青りんごのような酸味と甘み。めちゃくちゃ美味しかったのです!
これで我々はノックアウトです。次は何が出るのかわくわくドキドキ!
食前酒と共に出されておつまみ。
どれもこれも美味しくて、スーパーで売っているものとは格が違います。
我々が食前酒とおつまみで楽しんでいるときに、息子用に頼んだミートボールが運ばれてきました。
このミートボール、シンプルに塩と胡椒だけの味付けなのですが、めちゃくちゃ美味しい!お肉が美味しい!
パンやグリッシーニなども美しく盛られて、大量に出してくれます。
これらのパンも美味しくて、パクパク食べてしまいます。
これが後程、あだとなります。。。
先ず出されたのはトリュフのチーズ。
テーブルのすぐ横で削ってくれます。
削り出すと、トリュフの香りが当たり一体に広がります。いい香り~!
このトリュフチーズ絶品なんです!
口の中がトリュフの香りで一杯!幸せ~!
こちらはプロシュートとハムなどの盛りわせ。
どれもこれもとてもクオリティーが高くて、美味しい!
その盛り合わせと共にいただくのがこちらのチーズたち。
チリの入ったちょっと辛いチーズなど、色々なチーズをいただくことができます。
そのチーズといただくためのハチミツとクルミ。
チーズにはちみつやジャムなどをつけていただくと美味しいいんですよね~
オランダに行くとよくこのように一緒にはちみつやジャムがチーズと一緒に出されます。
我々はこの盛り合わせで、お願いしたコースは終わりだとてっきり思ったのですが。
まだまだ続くのです。
ちょっと忘れてしまったのですが、ちょっと強めのお酒(シチリア産のZibibboの白ワイン)と変わったチーズが出されました。
特に奥の黄色いチーズはとても特徴がある味わいで、このZibibboと一緒に飲むと味の変化が楽しめたのですが
何だったかすっかり忘れてしまいました。
シチリア産の白ワイン。
Zibibboとはマスカット。華やかな甘みのある美味しいワインでした。
このプロシュートが口の中でまさにとろけるのです。これはいままでで食べたプロシュートで最高の美味しさ!
油に甘みがあって、最高!
この中央にあるのはバターで、これがとてもすっきりあっさりして、このプロシュートと一緒にいただくとまた違った味わい。
このハムの説明のページ。
Il culatelloという豚の足の一部で、11月から2月にかけての冬の間に作られるハムのようです。
そして、このGranaroloのバターがとても美味しかったので、
買って帰ろうと思っていたのですが、ちょっと自然のものではなさそうだったので、やめておきました。
バターとは思えないくらいあっさりしていました。
まだまだ続きます。この辺りでも結構おなか一杯になってきていました。
こちらのチーズももうすっかり忘れてしまいましたが、結構癖のあるこくがあるチーズでバルサミコ酢につけていただきました。
こちらのお肉もちょっと変わった味のものでした。
スパムのよな感じでもう少しぷにゅぷにゅしていました。
こちらは息子用のアイスクリーム。
甘さ控えめの美味しいアイスでした。優しいお味。
ついにマエストロ登場です。
どんな音楽を奏でてくれるが本当に楽しみです。
結構熟成されたビーフジャーキーのような硬めのハムでした。これも美味しかったですね。
これまでにいただいたことがないものばかりなので驚きでいっぱいです。
こちらはスイスのチーズ。
専用の機械で切るというより削っていただくチーズ。
tete de moine(テット・ド・モワンヌ)とは修道士の頭という意味。
スイスのフランスに隣接するジュラ地方の修道院で15世紀から作られているチーズ。
この機械で削ると、花のように綺麗に削ることができます。
こくがあって、赤ワインと一緒にいただくと美味しい!
最後に来たのはこれです。
そうゴルゴンゾーラ!
実は私アオカビタイプのチーズは苦手。大丈夫だろうか。。。
このゴルゴンゾーラをこの特別なワインと一緒にいただきます。vino aromatizzato polvere di ippocrass
こちらは1000 ADほど前の古代のレシピに基づいて作られているワイン。
シナモンやペッパーの香りを感じることのできるワイン。
この瓶のつくりがまた面白いですよね。先端にブドウがついています。
イタリアのこの辺りで作られているワインですよと教えてくれました。
ゴルゴンゾーラはワインと一緒なら何とかいただけますが、ワインがなくなるときつい!やっぱり苦手でした。
最後にグラッパをいただいて〆です。
レシートが入っている入れ物もこじゃれています。
19時に入店して、お店を出たのは21時過ぎ。2時間以上かけてハムとチーズを堪能。
待ちに明かりがともり始めていました。ヨーロッパの夏は日が長いですからね~
イゾラベッラも見えます。
-
-
まさに湖上のベルサイユ宮殿!マッジョーレ湖に浮かぶイタリアバロック建築の傑作Palazzo Borromeoへの行き方と観光の所要時間
2018年の夏休み旅行第一弾マッジョーレ湖。 ついに今回の旅のメインイベントイゾラ・ベッラ(Isora Bella)に上陸します。わくわくドキドキです。 マッジョーレ湖は北イタリアのスイスとの国境、イ …
湖に付き出したレストランもロマンチックでいいですね~
まとめ
パスタやピザだけじゃないイタリア料理の神髄を堪能することができます。
本当にシンプルにチーズとお肉とワイン、素材そのものの味を堪能することができます。
某世界的な口コミサイトではここがこの辺りの一番のレストランに選ばれているのがうなずけます。
お店は夫婦でやられているのですが、とても対応がよく、食に対する愛情が伝わってきました。本当に特別なレストランです。
我々はお店にメールを送って予約していきました。予約はしていった方がいいのよな口コミもありますが、我々が行った日は我々だけでした。
是非、イタリアの食材の奥深さを知ることになると思います。とてもおすすめ!
– Ristoro L’Angolo delle Fateの公式ホームページ
– Ristoro L’Angolo delle Fateの口コミ
営業時間:
火~日 19:00-21:00